上図は宅建試験約30年の合格者数の推移を表したグラフです。
ピークは平成2年(1990年)の44,149人で、4万5千人に迫る勢いです。
この頃はバブル経済の真っ只中ですので、不動産取引が活発で宅建主任者の需要が多かったんでしょう。
バブル崩壊と共に合格者が激減し、平成5年(1993年)には2万8千人まで減っています。
近年は、2003年からじわじわ増えてきて、2009年(平成21年)3万5千人程度が合格しています。
ここ数年の合格者数は増加しております。
宅建試験の合格率ですが、上図のとおり、大幅なばらつきはなく、およそ13%から18%で安定しています。
(近年は16、7%)
合格点が毎年違うことで、この程度の合格率になるように、合格基準点が調整されていることを見ると、 この試験は、相対評価の試験ということがわかります。
約30年間の平均は15.7%で、低い年で平成2年(1990年)の12.9%、
高い年で昭和57年(1982年)の20.5%もあります。
グラフをご覧になってわかるように、ここ10年の合格率は微増ではありますが、年々上昇傾向となっています。
(15%から17%)
宅建試験は比較的簡単な試験といわれますが、合格率を見れば他の法律系、不動産系の国家資格と比較すると合格率は高い方ですので、 比較的簡単といわれる所以がわかります。
ですが、高いといっても8割以上は不合格となってしまいますので、比較的簡単な国家試験といえど、 しっかり対策を取る必要があることもまた事実です。
申込者数や合格者数は景気に左右され変動しますが、合格率はそれほど変化がないようです。
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