上図は、宅建試験の過去約30年間の合格点の推移です。
ご覧のとおり35点を超えた年は平成14年(2002年)、平成22年、23年の36点が3度で、
50点中35点前後を取れば合格できる試験ということになります。
50点中35点といえば、70%の得点率で、他の資格試験同じような割合です。
まずは、この35点を合格基準点として学習していくことが目安となるでしょう。
ただ、35点を目標にするとケアレスミスやマークミスなどが起こりえますので、ギリギリですと不安でしょう。
ですので、40点を目標にすると安心できるでしょう。
(ここ数年は33点から36点が合格点となっています。)
出題科目には、権利関係、宅建業法、法令上の制限、その他の分野がありますが、
このうち宅建業法と権利関係の出題数は、それぞれ20問、14問程度と7割近くも占めています。
つまりこの2分野はこの試験においてかなりのウエイトを占めていますので、
この2科目は最低でも得意というか得点できないと合格できないことになります。
前出のように宅建試験は7割取れば合格ですので、この2科目で出題される34点のうち7割分の24問は取らないと合格は難しいでしょう。
40点を目標にするなら、27、8点は欲しいところです。
もちろん法令上の制限、その他の分野の2科目も軽視できません。
たまたま受験した年の問題の宅建業法と権利関係の難易度が高かったり、不得意なところが出た半面、
法令上の制限とその他の分野は、知っていれば簡単に解ける問題が出る場合もあります。
権利関係と宅建業法が重要ですが、法令上の制限とその他の分野も合格を目指すために7、8割を取れるようにする必要があるのは当然のことでしょう。
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